訪問ヘルパーさんって実際にどんなことをお願いできるのだろう?これは頼んでいいの?これはダメかな?と色々疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
ヘルパーさんは、自宅に来て掃除、洗濯、料理、買い物など家の事から、排泄、入浴、食事のお手伝いまで一人で出来ない部分を幅広くカバーしてくれる役割です。
私たちも始めは、ヘルパーさんが入るということがイメージ出来ず…
案の定、父にヘルパーさんが来ることを伝えると『それは嫌だ!』の一点張り…苦笑
今思うと父もイメージが出来ず、知らない人が家に出入りする事、手伝ってもらう?ということが不安だったのかもしれません。
ただ、ヘルパーさんに入って頂き1ヶ月経つと私たちにとって居なくてはならない人たちに。
ヘルパーさんのお仕事内容を紹介した後に、私たちがどのようにヘルパーさん導入できたかということも余談でお話ししますね。
訪問ヘルパーさんってどんな人?
一言でいうと、自宅に来て介護や生活の手助けをしてくれる人です。
ケアマネさんのケアプランの元、実際に来て必要な支援や介護を行ってくれるのがヘルパーさんです。
なので、介護を受ける側としてはとても密に関係を築くこととなります。
介護される側にとって、普段なかなか人と会う機会が減ってっくる事の多い中。
家の中に家族以外の人の出入りがあることで、気分転換になったり、身だしなみに気を付けたりという心の変化もあったりするらしいですよ。
どんなことお願い出来るの?
身体介護
入浴のお手伝い・食事を食べるお手伝い・排泄のお手伝い・歩行のお手伝い・着替えのお手伝い
寝たきりの方への体位変換・ベットから車いすへの移動 等
生活介護
掃除・ゴミ出し・洗濯・料理・買い物・デイサービスへの送迎 等
頼めないこと
本人以外への料理のような家事代行・庭の草むしり・家具の移動・ワックスがけ・子供の世話
窓ガラスふき・ペットの世話・医療行為にあたるもの(こちらが必要な方は訪問看護を頼みましょう)
こちらには敢えて挙げませんでしたが、通院の付き添いも場合によってはお願いすることができます。
ただ、別途交通費や時給が発生するので通常より高くはなりますが、遠距離で介護をしている方にはとても助かるサービスの一つとなりますね。
ちなみに、単発のお願いや、頼んでいる内容を当日急に変更することも基本的に不可です。
もし、どうしても…というときはヘルパーさんに直接頼むのではなく、ケアマネさんに伺いましょう。
そして、通院や予定でキャンセルする場合は事前にヘルパーさんの会社に連絡しましょう。
ヘルパーさん=お手伝いさんというイメージを持たれる方もいるようですが、ヘルパーさんは介護のお手伝いをしてくださる方なのです。
(かく言う我が家の父もお手伝いさんという感覚でいたので、夫に注意されていました。笑)
ここではザックリとした内容となるので、こんなことはどうだろう?
ということに関してはケアマネさんにご相談ください。
また、上記の『頼めないこと』があることがご不満な方も居るようで…
その場合は家事代行やシルバー人材センターを利用しましょう。
(おまけ)我が家のヘルパー事情
変化を極端に嫌う我が家の父。もちろんヘルパーさんを入れるということはもちろん拒否!
とは言っても、子でもも小さく働き盛りの私たちは、父の元に同居することは出来ず、遠距離故に週に何度も通うことも出来ず…
そこでケアマネさんと策を練って一緒に父の元へ。
『来月は仕事が忙しくて一度も来ることができないから、その一ヶ月だけヘルパーさんにお願いしたい』と。
一人で生活することは無理な父だったので、ケアマネさんの素晴らしい受容と傾聴の話し方も合わさり、しぶしぶOK。(心の中でガッツポーズ 笑)
そして、1ヶ月後に連絡を取ると、電話越しにご満悦の父。
この数か月後に別件で問題が起き『ヘルパーさんに辞めてもらおう』と提案すると、とても嫌がっていました。(笑)
本当に良いケアマネさん、良いヘルパーさんに巡り合うことが出来、親子ともども助けられています。