まだまだ親は元気だけど、突然始まるのが介護!!
ちょっと体調を崩したのが入院、退院するころには介護が始まる。
ちょっと転倒して大怪我、一人での生活が途端に難しくなる。
なんて、私達から見て想定外に始るのが介護。
そして、時にそこから寝たきりになったり、意思疎通が出来なくなったり。
急に、『延命措置はどうしますか?』なんて、親の生死のことを子どもが急に決めないといけない場面がきたりします。
そうなる前に、事前に出来たらいいことを考えてみたいと思います。
『延命措置』は必要か?
最初から重い話題ですね…。
でも、入院する時に聞かれるんです。
そして基本的に、その場で付き添った子は答えなければないけません。
もちろん良くなって欲しいから入院しているし、治療をこれから受けるわけですが…
『延命措置』ってお金もかかります。
さらに、ここでのポイントは一度『延命措置』をした場合やめられない。
うちの場合は夫が延命措置をしない選択肢なんてないでしょ。とお願いをしたのですが、
後日、よくよく兄弟に確認したところ『本当に必要なのかな?』と。
当の父本人は当たり前に延命措置はする!とのことでしたが。
突然突き付けられる親の命の判断。
出来れば兄弟そろって事前に確認できると良かったと思います。
『終のすみか』はどこにする?
人生の最後はどこで過ごしたいか…です。
大きな候補としては3つ
・自宅(在宅の介護サービスを利用して)
・高齢者施設
・同居
1つずつメリットデメリットを見てみましょう。
・自宅の場合
メリット
住み慣れた家、住み慣れた町、ご近所付き合いができる。
自宅を希望される高齢者は多いようです。
デメリット
介護度がすすむと誰かが同居しなければいけなくなる。
または、住み替えとして介護施設等への転居が必要となってしまう場合もある。
・高齢者施設へ入居
メリット
家族のサポートが少なくても安心して生活することが出来る。
デメリット
入居費用等、自宅に比べるとお金がかかる。
すぐに希望施設に入れないことが多い。(入居待ちがある)
・同居
メリット
何かあればすぐに手助け出来て安心。
移動もなく、金銭的な負担は一番安くすむ。
デメリット
子ども家族へ配慮が必要。
親が環境の変化を受けいれられないこともある。
子どもの介護の負担も大きくなりやすい。
それぞれのメリットデメリットを考えて、親とも、自分の家族とも相談してください。
施設の場合、元気なうちからでも色々と見て回ると、イメージもつかみやすいかもしれませんね。
確認したい物チェックリスト
・資産の確認(不動産・証券・会員権・自動車・借金など)
・保険証券
・預金通帳(印鑑とキャッシュカードも)
・実印と印鑑登録カード
・マイナンバーカード
・介護保険証
・健康保険証
・かかりつけ医(病院名と担当医)
・その他の高価なもの(宝石・金・ブランド品・時計・美術品など)
エンディングノート
色々と上げましたが、実際親を目の前に話すって結構難易度が高かったり。
『遺産を当てにしているの!?』と思われないかな。
なんて人にはこちらがおすすめです。
エンディングノートを書いてもらう。
うちは渡しても書いてもらえませんでしたが、
親も子も人生なにがあるかわかりません。
家族みんなで書いてみるのもいいかもしれませんね。
夫は実際エンディングノートを書いていましたが、ここまでの人生の棚卸にもなって凄く良かったと言っていました。
私も介護されるのはまだ先ですが、何かあった時に家族が困らないように、書いておこうと思います。