介護用具と聞いて頭に浮かぶのは、車いす、杖、リクライニングベット……とかですかね。
実際、大きく分けて全部で18種類あるんです。
そのうちレンタル出来るものが13種類。
レンタルが出来ないものが5種類となっております。
レンタル出来るものとレンタルできないものの違いとは?
レンタルと購入どちらがお得なのかな?安く購入する方法はないのかな?
そもそも、どうやって福祉用具って借りるの?
そんな方は是非ご確認ください。
レンタル出来る福祉用具一覧
1.車いす
車いすといっても種類がいくつもあります。
自走式のもにから電動で動くもの、背もたれが高いものや低いものまで。
2.車いす付属品
車いすに付属するクッションなどのことです。
3.介護用ベット
介護用のベットはリクライニングできるベットとなります。
4.介護用ベット付属品
介護用ベットの付属品として、ベット周りの柵やテーブル、ベット用のマットレスなどがレンタル出来ます。
5.床ずれ防止用具
床ずれとは、骨がでっぱた部分の血流が悪くなり、赤くなる、皮膚がめくれ、深く傷つくという寝たきりの方に怒りやすい外傷です。
それを防止するためのマットレスが色々あります。
6.体位変換器
介助される人の、起き上がり、寝返りをしやすくするものです。
介護者の負担を減らすものともなります。
7.スロープ
段差解消のためのもの。
取り外しが出来るものなので、使う時に出して、不要な時にしまえます。
8.移動リフト
工事不要の車いすを移動するリフトです。お風呂に入るようのリフトもあります。
ただ、身体に直接触れるつり革などはレンタル出来ず、購入しなければいけません。
9.徘徊感知機器
センサーが離床や徘徊等を探知して、介助者に教えるようなもの。
10.手すり
工事不要で、置くだけで使用できる手すり。
11.歩行補助つえ
3点4点と支える点の多い杖や、前腕で支持するものなど。
その人の、その時の状態にあった杖がレンタルできます。
12.歩行器
屋内用、屋外用があります。
タイヤのついているものついていないもの、タイヤの大きさも異なるもの。
物が置けたり、荷物も入れられたりと様々です。
こちらも杖同様に、介助される人のその時の状態にあったものがレンタルできます。
13.自動排泄処理装置
寝たまま排泄や排便の処理が出来る装置です。
チューブや肌に触れる部分は購入となります。
これらのレンタル費用も介護保険が適用となるので、金額は実際の1~3割負担となります。
レンタル出来ない福祉用具一覧
直接肌に触れるものはレンタル対象外となっています。
例えばお風呂やトイレで使うものがそうなのですが。
1.シャワーチェア
2.ポータブルトイレ
3.浴槽の踏み台
4.自動排泄装置のチューブ
5.移動リフトのつり具
ただ、購入といっても介護保険が適応となるので、1~3割負担で出来るので安心してください。
レンタルがお得?購入がお得?
一言で言うと、人ぞれぞれとなります。なのですが…
毎日使うものは購入の方が良い。とは言われています。
例えば、杖や歩行器は歩行の状態によって変化するものなので、レンタルが良いかと。
ただ介護は終わりが分りずらい。
購入したら、入院して使わなくなったり。というような事も起こります。
安く福祉用具を入手する方法!!
地域では『介護者の会』『家族の会』『介護者の集い』といような
介護する側が集まって悩みを相談したり、情報共有したりする集まりがあります。
そこで、使わなくなった車いすなどの福祉用具を頂く、安く譲って頂く、なんてこともあるそうです。
絶対とは言いませんが、参加してみるのも良いかもしれません。
福祉用具レンタル注意点!
ここまでレンタルのお話をお伝えしましたが、レンタルできるものは介護度によって異なります。
現状では、要支援1.2・要介護1の方は、手すり、スロープ、歩行器、歩行補助つえ、自動排泄処理装置のみとなります。
福祉用具レンタルってどうやってするの?
こちらはケアマネージャーを通しての申請となります。
ケアマネージャーさんから福祉用具の会社を紹介していただき、
ケアプランに沿って必要なものをレンタルする手続きをとる運びとなります。
手順としては、
1福祉用具を一度持ってきて頂く。
2使用してみて検討し、数日お試しとして使わせてもらう。
3福祉用具を決定し導入する。
お試し期間があるので、本当にその人にあった物を選定して頂けるのがとてもありがたいですね。