介護の話になるとケアマネさんとてよく名前を聞きますが、ケアマネさんって一体どんな人なんでしょうか
ケアマネさんにお願いするって、どんな風にお願いしたらいいんだろう?どんなことを聞いたらいいんだろう?そもそも、どこでお願いするの?
こんな介護の知識の全くない私達で話になるのであろうか…
実際最初にお会いする前は、私たちも何をどうしたらいいのか。少し不安がありました。
でも今や私たちにとっても、父にとっても、居なくてはならない存在になっています。
ここでは、そんなケアマネさんの凄さと役割を分かりやすく解説いたしますね。
ケアマネさんの役割
ケアマネさんは介護を必要な人が、介護保険制度を元に、介護を受けられる様に支援する人です。
まず、介護が必要な人の状況や介護者側の状況を考慮し、相談しながら介護を必要な人に目標を決め、それに向かって計画を立てるケアプランの作成してくれます。
また、ケアプランを元に介護保険を利用する時の給付費の管理もしてくれます。
介護って意外とお金がかかるので、そんな相談ができるのも本当にありがたいですね。
そして、そのプランに沿って介護サービスを提供する事業者との仲介役を担ってくれます。
ケアマネージャーとは介護の現場を5年以上経験した方が、更に勉強されて取得される資格。
現場を知っているからこその沢山アドバイスをくださる、本当に頼もしい救世主です。
ケアプランとは?
簡単に言うと、『どんな介護が必要か』の計画です。
訪問介護が週にどれくらい必要?など
訪問介護では何をしてもらう?入浴の手伝い?食事の準備?など
そして介護用具は何があるといいかな?歩行器具?入浴用の椅子?など
そういう具体的なサービスの内容とサービスの時間を相談しながら一緒に決めてくれます。
介護の給付金の管理とは?
介護保険を利用すると介護を受ける時の負担額は1~3割となります。
そして介護度によって受けられる金額が変わります。
それらを踏まえて、金額内で必要な介護が受けられるように計画してくれます。
また、介護度があがれば受けられる金額もあがるのですが、ご家庭の予算もありますよね…
そういう所も相談にのってくれます。
介護サービス会社との提携とは?
福祉用具は福祉用具の会社。訪問介護は訪問介護の会社。訪問看護は訪問看護の会社。
と、サービス毎に会社が異なります。
(会社によっては、同じ会社の中で部署別にある場合もあるようです)
それらの会社の仲介をしてれます。
ケアプランを元に必要な会社に連絡を取り、実際にサービスが受けられるようにしてくれます。
ちなみに、私はケアマネさんと訪問介護(ヘルパーさん)は同じ会社なのかと思っていましたが、
違うそうです!!!
その話をケアマネさんにしたところ、その勘違いって結構多いようで。
ケアマネさんとヘルパーさんは違う会社の人。というのは是非ここで覚えていってください(笑)
どんなこと相談していいの?
一言でいえば『介護で困っていること』です。
というより、私たちからはこれしか伝えられない…という気がします。
例えば『体が不自由で一人でお風呂に入るのが怖い』『買い物に行きたいが荷物が大変』『遠距離でなかなか来れないので不安』等、介護者からみて困っていること、介護を受ける本人が困っていることを伝えます。
その困っていることを元に、沢山あるサービスの中から必要なサービスを提案してくれます。
なので、ケアマネさんに会う前に一度、お互いの困っていることや不安をリスト化しておくと話がスムーズになるのではないでしょうか。
また、我が家も相談しましたがお金のことも伝えた方がよいかと思います。
介護される本人の年金額や貯金、いくらまで家族が負担できるのか等。
お金がたくさんあれば本当にいろんなことができますが、そんな方ばかりではないですよね。
(我が家なんてまさにそうでした…小声)
金銭面もしっかりと伝えたうえで出来る制度を活用させてもらいましょう。
ケアマネさんと合わない……
なんだか贅沢な悩みのように感じますが、あるようです。。。。。
ただ、人間だから合う合わないは多かれ少なかれあると思います。
その時はケアマネさんの事業所に伝えていただければ、ケアマネさんの変更も可能だそうです。
介護において司令塔となるケアマネさん。
皆様がうちのように素敵なケアマネさんと巡り合うことを祈っています。
(おまけ)我が家のケアマネさん事情
我が家は包括センターで相談した時、結構クセの強めな難しい父であることをお伝えしたところ
『うちの一番出来るケアマネを付けられるよう調整してみます』と言ってくださり
まさに!!!素晴らしいケアマネさんに担当して頂けました。
人と関わりたがらない難しい父が、家族以外に初めて悩みを打ち明けたのが今のケアマネさん
私たちの悩みも、父の性格も考慮したうえで一緒に策を練ってくれたりと
本当に頭が上がりません。
今のケアマネさんと出会えていなかったらと考えると恐ろしいです…
ただ、父はケアマネさんが良すぎて、何かあれば僕たちを通さずに連絡していたり
良くも悪くも甘えすぎていて、逆にそれも心配でした。